![]() | ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎文庫) [ 藤沢 数希 ] 価格:825円 |

恋愛工学の入門書!
本の情報
・著者 : 藤沢数希
・ジャンル : 文学・評論
・ページ数 : 392
購入理由
めちゃくちゃモテたいから
女性へのアプローチ方法を学びたかったから
恋愛工学に関心があったから
本のレビュー・感想
評価:★★★★★
「恋愛工学」というワードはあまり馴染みが少ない人が多いのではないでしょうか。私もその1人でしたが、本書を通じて恋愛工学の一端に触れることが出来ました。
そもそも恋愛工学とは簡単に言うと、ナンパや恋愛を心理学や生物学、統計学などを用いて理論的に解明したものとされており、本書の筆者である藤沢数希氏が提唱している理論のようです。
本書の構成としては、フィクションの小説形式で記されており、その中で様々テクニックと根拠となる理論の説明がなされています。恋愛工学について体系的にまとめられているわけではないため、まとまり欠けている印象を受ける反面、読書が苦手な方などには受け入れやすく、恋愛工学を学ぶ1冊目としてはかなり分かりやすいと感じました。
非モテの冴えない主人公が恋愛工学に出会い、数々のテクニックを駆使して女性経験を重ねる中で男として成長していくストーリーは、非モテの1人である私にも希望を与える内容でした。しかしながら、読んだだけでは当然の如く変わりません。恋愛工学は試行回数がものをいうため、実際に行動に移していくことが最も重要だと強く感じました。
全体的にかなり男性視点に寄った内容になっていますが、遊び慣れた熟練のナンパ師を見分けるための対策として女性が読んでみても面白いのではないかと思います。(男性サイドとしては死活問題ですが…笑)
言わばナンパ法でもある恋愛工学ですが、一見の価値がある1冊だと思います。
非モテの皆さん!恋愛工学を身につけて一緒に頑張りましょう!
印象的な言葉
- モテ=ヒットレシオ×試行回数
- デートプランには、常にセックスから逆算された合理性が必要だ
- 世の中には、自分がしゃべるより、人の話を聞く方が好きだという人間はいない
- 女は、単に他の男とセックスできている男が好きなのだ
- 恋愛工学の目標は、セックスではなく女に喜んでもらうこと。そして、抱かれたいと思ってもらうこと
- 麻雀やポーカーのような、よくできたゲームのすべてがそうであるように、恋愛というゲームもまた、絶妙な運とスキルのコンビネーションで成り立っているのだ
- 恋愛工学というのは、女に選ばれるためのテクノロジーではなく、むしろ、自分のことを、女が勝ち取らなければいけない価値の高い男だと思い込ませることにこそ、その真価がある
- セックスは、男が女から奪うものではなく、お互い分かち合うものだ
勧めたい人
モテたい男性の方
セックスしまくりたい男性の方
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