![]() | 価格:1,540円 |

本の情報
- 著者 : 佐々木圭一
- ジャンル : 倫理学・道徳
- ページ数 : 212
購入理由
効果的な伝え方を学びたいから
様々な伝え方を学びたいから
本のレビュー・感想
評価 : ★★★☆☆
本書は、同じ内容であっても、伝え方にテクニックを用いることで従来であればノーであった返事をイエスに変える手法が書かれています。
実際に「イエス」に変える3つのステップとして、
- 自分の頭の中をそのままコトバにしない
- 相手の頭の中を想像する
- 相手のメリットと一致するお願いをつくる
さらに、「イエス」に変える7つの切り口として、
① 相手の好きなこと ② 嫌いなこと回避 ③ 選択の自由 ④ 認められたい欲
⑤ あなた限定 ⑥ チームワーク化 ⑦ 感謝
上記のことが挙げられており、すぐに実践可能な即効性の高い内容になっている印象です。
私はストレートに伝えることが一番良いと考えていましたが、テクニックを用いることでより相手に伝えることができるのだと学びました。実際に本書でも「情報量は、10年前の530倍になり、ふつうのコトバは無視される」との記載がある通り、伝え方の工夫による差別化が必須の時代が来ているのだと感じました。また、「教科書で正しいコトバと、実践で効くコトバは違う」というフレーズは非常に印象的で、国語的に正しい言い回しが常に最善ではないということがとても面白いと思いました。
一方で、残念だった点は「伝え方が9割」というタイトルから話し方や書き方全般に関する内容だと期待して本書を手に取りましたが、実際には筆者の肩書き通りコピーライター向けともとれる内容も多かったです。もちろん日常会話などに応用可能な内容だと思うが、もう少し身近な例が欲しかったという印象を持ちました。
もし「頼み事」をする場面が多く、「ノーをイエスに変える」方法を手にしたいと思うのであれば、一読すべき一冊だと思います!
印象的な言葉
- 教科書で正しいコトバと、実践で効くコトバは違う
- コトバは「思いつく」のではなく「つくる」ことができる
- あなたののお願いを実現させる答えは、自分の中にない。相手の中にある
- 情報量は、10年前の530倍になり、ふつうのコトバは無視される
- コトバに高低差をつけると、コトバエネルギーが生まれる
勧めたい人
ものごとを上手く伝えたいと思う人
コピーライティングを学びたい人
![]() | 価格:1,320円 |

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